暑いからこそ焼肉が美味しい。でも寒い時でも美味しいもんは美味しい

憂鬱な1週間が始まりました・・・。
何つーか毎週毎週月曜がダルくてたまりません。講義が面白くないというのが最大の原因だと思いますがね。
でも今日の晩御飯は久々の焼肉だったんで、まだ気分はマシですね。あー、お肉もいいけど、冷麺美味し〜。


  • 題名未定(第6回)

「学域研究会は、この学校が創立した時に当時の理事長が設立させたクラブで、だから他のクラブと違って部室が理事長館にあるの。それでね――」
お互いに名前と学年を言い合った後、花蓮は学域研究会の成り立ちを喋り始めた。正直な所、義和にとっては成り立ちなどどうでもよく、このクラブが何をやるクラブなのか? というのが最大の疑問だった。
そしてもう1つ。さっきから義和には気になる事があった。だが、得意気に喋り続けている花蓮を止める気にもなれず、その話を軽く聞いているしかなかった。
「――で、今に至る訳なんだけど、ここまでの所で何か質問ある?」
「あの、成り立ちは十分分かったんですけど、にさん質問いいですか?」
「ん? 他に質問? いいよ〜、何でも聞いて」
快諾され、義和は安心して、今1番気になっている事を問いただす。
「実は、このクラブが潰れかかっているって聞きました。確かに、朝チラシを配っていたのはあなただけでした。まぁ横に1人誰かいましたけど、あれは部員にしては協力的に見えなかった。実際、人数的にも他の要素的にも、このクラブ大丈夫なんですか?」
何でも、と言われたので、安心して聞いた質問だったが、予想以上にその質問はきつい問いだったらしい。さっきまで自信たっぷりに語っていた様子は見る影も無く、花蓮はうつむいて黙りこくってしまっていた。
花蓮はゆっくりとその顔を上げ、義和に向き直ると、重くその口を開いた。
「……やっぱり聞くよね〜……。それ言われるときついんだよな〜……。でも、あれ? 鐘平君、何でこのクラブが潰れかかっているか分からない?」
「えぇ、全く」
暗い表情から、いきなりきょとんとして問われたが、義和には全く分からない。
「入学式の時とかに何か聞かなかった?」
「いや、あんなつまらないぐだぐだ話は右から左にさらっと流しました」
「あー、そうなんだ。そうだよね。そうじゃなきゃ来ないよね、ここに。――それじゃ、何でこの伝統あるクラブがピンチになったのかを、お話しましょうか……」