サッカー見たいけど、まずは日記からですよ〜・・・

甘い物は生きる糧。どうもこんばんは、時塔です。
何かヤヴァイ糖尿病患者みたいな事言ってますが、その辺は気にせずに。
でもね、やっぱ食べると頭の回転具合が違うのですよ。あー、ロールケーキ美味しー!(馬鹿)
追記:本屋さんで「猫ラーメン」という漫画を見つける。買いたいが悩む。まずは情報収集だろうか・・・。


  • 題名未定(第18回)

花蓮が生徒会室のドアを開ける。それに引き続き、義和も部屋の中に入る。
生徒会室の中央はドアから窓に向かって細長く配置された長机が占領し、壁には生徒会資料というシールが貼られたファイルや本などが本棚狭しと並べられている。
そして部屋の奥。ドアと向かい合わせになるような位置に、この部屋の主とも言える人間が腕組みして座っていた。
「来ましたか、倉守さん。――どうでした? 部員はちゃんと5人集まりましたか?」
そう言うと、男はパイプ椅子から立ち上がり、花蓮達の方にやって来た。
その男は縁無し眼鏡をかけ、学生服を皺1つ無いほどビシッと着こなしている。そして彼の胸ポケットには彼の役職を象徴する証、新風学園生徒会長のバッジが光っていた。
「えぇ、綾瀬生徒会長。こちらがその書類です」
花蓮は自信に満ち溢れた顔で、部員表とその他諸々の書類を手渡す。
生徒会長はぱらぱらと書類をめくって内容を確認し、一通り見終わると書類を机に置き、口を開いた。
「ふむ、確かに5人いる。新しい部員が2名。よく集めたもんだ」
「そりゃもう心優しい人がいてくれるので。これで当分活動が続けられますよ」
「ま、規則にのっとってもらっているなら、上がどうこう言おうと我々が干渉する必要は全く無い。気にせずに続けてください」
「ありがとうございます、生徒会長」
花蓮が頭を下げると、生徒会長は書類を手に自分の定席に戻って行く。どうやら話はこれで終わりのようだ。
と、生徒会長がふと立ち止まり、花蓮の方に向き直った。
「そういえばあいつはどうしてます? 授業には出てないんですが、そっちには行ってますか?」
「最近は全く。でも新入部員も入ったし、明日には必ず来ると思いますよ」
「ではあいつに伝えといてください。授業に出ろ、馬鹿野郎って」
「分かりました。ちゃんと伝えときます。それでは失礼します」
花蓮は軽く笑うと、再度礼をしてドアを開ける。義和も倣って礼をし、花蓮に続く。
ドアが閉まる音が狭い部屋に響き、生徒会室にはまた1人生徒会長のみとなった。
彼は椅子に座って嘆息。書類を見ながら1人呟く。
「――これで心配事がまた1つ減ったな。それにしても、彼女が入ったのは意外だな……」