酒は飲んでも飲まれるな。飲まなきゃ心配ないね

飲み会なるものに初めて行きました。
面子が面子だけに濃かったです。しかし飲み会の雰囲気ってのは皆あんなもんなんだろうな〜。
まぁ私は端っこでちまちま食べながら、お酒も飲まずにウーロン茶をずっと飲んでましたが(ヲイ)。
さて、素面な私はHPの更新でもやりますか・・・。


  • 題名未定(第25回)

次の日の放課後。理事長館の部室には花蓮と義和の2人の姿があった。
あまりの暇さに義和は口を開く。
「――先輩、暇ですね……」
「そうね〜……。まぁ書類が正式受諾されてないから動く訳にもいかないしね〜……」
机にうっ伏せながら花蓮は返事する。それを見てため息をもらす義和。やはり暇なのには代わりなかった。
と、いきなり部室のドアが盛大な音を立てて開いた。
「やっほ―――――っ! 皆、元気ぃ!?」
突然現れた人物は、太陽の如き明るさの笑顔で周囲を照らし、冬なら冬眠中の生き物を起こすような大声で叫んだ。
「――あ、マキちゃんっ!」
「マキちゃん?」
花蓮は立ち上がり、入って来た人物を満面の笑顔で迎える。が、誰か分からない義和は怪訝な目でその人物を見るしか無かった。
「全然来れなくてごめんね、カレン。でも今日は新人含めた部長参加の会議だって聞いたから飛んできたよっ!」
入って来た人物、マキと呼ばれた少女は親指を立てて腕を突き出した。それに応じて花蓮も同じく親指を立てて腕を突き出す。
「グッジョブ、マキちゃん! ――でもちょっと待って? 誰に聞いたの、会議があるって?」
「当然部長。いきなり届いたからビビッたよっ! ってあれ? そこの君が新人さんかい!?」
椅子に座った2人を眺めている義和を見つけた四谷は、義和に近付いていき手を差し出した。義和は困惑しつつ手を差し出し握手する。
「私、四谷真希! アトリシア女学院2年生! よろしくねっ!」
「――あ、鐘平義和です。よろしく」
あまりのテンションに圧倒されて、義和は少しまいってしまう。そこに花蓮が助け舟を出した。
「もうマキちゃん。やっぱりそのテンションは普通の人には絡み辛いから抑えた方がいいと思うよ〜」
「ん〜、そうは思うけどね〜……。でもやっぱこうだから私って感じじゃない!? どう!?」
反省無くテンションそのままに花蓮に尋ねる。花蓮も少し困りつつもすぐに笑顔を作り、
「うん、確かにマキちゃんはそうで無くっちゃねっ! それでOKっ!!」
「さすがカレン! 我が友よっ!!」
2人のアッパーテンションについていけない義和は、ただ深くため息をつくしか無かった……。