もう半月か・・・

サッカーやってますね〜。日本勝たなきゃもう無理でしょ? ブラジルに勝てるなら別だけど・・・。
ま、応援してますよ〜。つかおしいの多いけど、その分恐いのも多過ぎ。
あー、気になって気になって・・・宿題やってませんよ?(ヲイ!)


  • 題名未定(第26回)

さっきまで閑散としていた部室が一気に華やか、と言うか、賑やか、と言うより、騒がしくなった。
本来女3人寄ればやかましいという故事から姦しいという言葉生まれたというが、今この部室にいる女は2人のみである。
それなのにこの五月蝿さは何だ、と義和は頭を抱える。彼からすると、まだ五月蝿いだけなら我慢できる。が、さっきから何度も四谷真希が彼に絡んでくるのだ。
「で、で? 鐘ピーはカレン目当てで入ったのかい? どうだい、白状しなさいこの怪盗ルッ○ーン! カレンのハートは盗ませねえぜベイベー!!」
「もうやだな〜、マキちゃんはー。照れちゃうぞ、このこの!」
「おうっ! 脇腹に肘がクリティカルッ! でんじゃらすガールだな〜」
もう万事が万事こんな状態である。うなだれて無視を決め込むしかない。
と、そんなやかましい状態を止める人物が、部室の扉を開けた。
「もう! 何ですの、この騒ぎは! ここは理事長館なんですからね、もっと静かになさいな!」
そこには眼鏡をかけたザ・副会長、春日かすがが仁王立ちで立っていた。
「あ、副会長。……で、どうなったの?」
春日は心配そうな表情の花蓮を睨む。が、そんな春日を、義和と四谷がじっと見ていた。
「それは――」
「ま、俺が説明する事だな、それは――」
と、春日の後ろから、人影がのっそりと現れた。春日の身長が小さいというのもあるが、その人影はかなり巨大に見える。
その人影を見た花蓮と四谷が、声を合わせて口を開く。
「「部長――!」」
と……。