はは、さすがに疲れてるな・・・

  • 題名未定(第27回)

部長は部室の奥に入るとぐるっと部屋を見渡し、
「いや、やはり部員が5人いると違うな、うん」
1人大きく頷いた。それに花蓮と四谷が乗る。
「そうですよね〜。やっぱ5人はいないと寂しいですよね〜!」
「そりゃそうでしょっ! つかもっと多い方が楽しいと思うよっ!?」
満足そうな笑顔な3人とは対照的に、春日と義和は微妙な表情だった。それを見た部長は2人を見ながら、
「ん? どうした辛気臭い顔して。2人共新入部員になったんだから楽しくいこう。な?」
「は、はぁ……」
とまぁ微妙な返事で返す義和と睨みで返す春日。
「あれ? そういえば5人って事は、やっぱり副会長も入部って事ですか!?」
「あぁ。彼女が快く……な……」
部長が笑顔で答えていると、春日が恐ろしいほどの怒りのオーラで部長を睨みつけていた。さすがに部長の声も細くなっていった。
「ま、まぁ、この話はこれだけだ。さて、第1回の会議を始めようか!」