ハルヒウェーブはまだ続く・・・

涼宮ハルヒの憂鬱 朝比奈ミクルの冒険 Episode00」購入。まだ見てませんが(ヲイ)。
まぁやる事やったらゆっくり見ようかな〜と。特典も中々面白いそうなので楽しみですよ〜。
それにしてもなんばのとらのあなは大混雑でしたよ・・・。レジで20分ぐらい待ってたしね・・・。



昨日の「題名未定」はさっき載せました。実は載せるのを忘れてましたよ・・・。ダメだな〜、自分・・・。
今日こそはちゃんと今日中に載せますんで・・・。では、また後ほど!

  • 題名未定(第30回)

その剣はよく見ると日本刀によく似ている。が、無駄に見えるほどに豪華な装飾が施された柄と鞘を見ると、まるで西洋の王剣のようだ。
「……それが何か?」
怪訝な瞳で義和はその剣を見る。
「これ何だが、実は発見されたのは平成に入ってからだ。記録によると丁度学域創設辺りから保存されていたらしい」
「――それはどこにあったんですの?」
「新風学園の時計塔図書館の地下だ。あそこは創設以来の学域ゆかりの品を保存しているからな。その中に記録と共にあったらしい」
「それでその剣がどうなったら異世界の証拠になるんですか?」
義和の問いに、部長は待ってましたとばかりに資料を義和の前に放った。義和はそれを開き中に書かれている文章を読む。気になった春日も横から覗き込む。
「――そこに書いてある通りだ。この剣に使用されている物質はほぼ全て、俺達が認識している原子とは完全に違うモノだ」
書類に至る所に書かれている「UNKNOWN」と、部長の言葉に義和の表情が驚愕に変わる。
「これって……」
「まぁ新しい原子だと言われりゃそれまでだが……そう言う?」
部長の問いに義和は答えに詰まる。部長は春日にも顔を向けるが、彼女は苦い顔で押し黙っている。
「その沈黙は肯定と受け取らせてもらうよ。さて、実はこの剣も証拠だが、何といっても他にも証拠があるんだよ」
「それは――何ですか?」
部長はまた机から一枚の紙を取り出して掲げる。
「――これだ。初期の学域内建築物を設計した、ミュセル・ゴートラント氏の自筆の書さ。ここに、全ての疑問が詰まっている――」